今週のレギュラーガソリンの小売価格は、新型コロナウイルスの感染拡大で原油の価格が下落していることから、前の週から1円下がって1リットル当たり130.9円で、13週連続の値下がりとなりました。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月20日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、前の週より1リットル当たり1円下がって130.9円となりました。
2017年7月以来、2年9か月ぶりの低い水準で、値下がりは13週連続です。
新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に経済が減速して、原油の需要が大きく落ち込み、原油価格が低い水準で推移していることが要因です。
原油をめぐっては、今月12日に産油国が日量970万バレルの減産を来月から行うことで合意しましたが、原油価格の下落には歯止めがかからず、このところ、世界の原油市場でも先物価格が急落しています。
石油情報センターは「原油の需要の落ち込みは減産の量を上回るとの指摘もあり、原油価格は低い水準で推移している。来週のガソリン価格も値下がりが続くとみられる」と話しています。