北九州市では1日、新たに16人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、北九州市での感染確認は10日連続で、合わせて113人となりました。市は、感染が判明した人の濃厚接触者全員を検査して感染拡大の抑え込みを目指すとともに、市民には引き続き感染予防に努めるよう呼びかけています。
北九州市によりますと、新たに感染が確認されたのは、小学生を含む10歳未満から90代の男女合わせて16人です。
このうち9人は八幡西区にある産業医科大学病院の医療スタッフで、すでに感染が確認されている入院患者の濃厚接触者だということです。市は、新たにこの病院で集団感染が発生したとしています。
また、すでに集団感染が確認されている門司区の門司メディカルセンターの医療スタッフの女性も新たに感染が確認され、この病院で感染が確認された人は合わせて11人になりました。
市は1日、福岡県に依頼した分も含めると133人の検査を行うなど、感染が判明した人の濃厚接触者全員を検査する方針で、こうした対応でさらなる感染拡大の抑え込みを目指しています。
一方、1日感染が確認された16人のうち2人は感染経路が分かっておらず、1日までの10日間に感染が確認された113人では、3分の1近い36人の感染経路が分かっていません。
北九州市保健福祉局の永富秀樹局長は「市中での感染リスクを市民に改めて確認してもらい、一人一人が感染予防策を励行するようお願いしたい」と呼びかけています。