農林水産省は、台風19号とその後の大雨による農林水産関係の被害額が2500億円を
超えたことを明らかにした。
農水省によると、台風19号とその後の大雨による農林水産関係の被害額は、12日現在
38の都府県で約2544億円に上るとしている。
内訳としては、林道が崩れるなどの山林被害は約656億円、農地や農業用施設の損壊
などは約1578億円、米や果実など農作物の被害は約195億円、養殖施設や水産関係の
被害は約115億円となっている。
農水省は被害の全体像がまだ把握できていないため、被害額はさらに増える見通しを
示している。
台風19号では、死者数は90人で5人が行方不明と甚大な災害となっており、人命だけ
でなく、多大な損害をおよぼした。