世界最大級の氷山が南大西洋に浮かぶ島に衝突する可能性が出てきました。衝突した場合、ペンギンたちが全滅する恐れがあります。 これはイギリス空軍が上空から撮影した映像です。2017年に南極半島から分離したこの巨大氷山は面積が約4800平方キロメートルあり、日本の富山県とほぼ同じ大きさです。AFP通信によりますと、記録があるなかでは世界最大級だということです。現在、この氷山は南大西洋を漂流していて、イギリス領のサウスジョージア島に衝突する可能性が出てきました。サウスジョージア島は面積が約3500平方キロメートルで、数十万羽のペンギンや数千頭のアザラシなどが生息していて、海洋生物の繁殖地として知られています。イギリス南極観測局の生物海洋学者によりますと、氷山が島にぶつかると、海洋生物を押し潰す可能性があり、ペンギンやアザラシなどが全滅する恐れがあるということです。ただ、海流に乗って島をよけることも考えられ、衝突するかはまだ不確定です。
2020.12.11巨大氷山が島に衝突の可能性、ペンギン等全滅の恐れ
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