2019.04.27微笑ましいニュース

経営不振に陥っている大塚家具大塚久美子社長(51)は26日、経営を巡って対立してきた創業者の父・勝久氏(75)と東京都内で会い、和解を申し入れたと明らかにした。自身が代表発起人として設立した団体の名誉会長への就任を要請した。親子の面会は、経営を巡って対立した2015年以来になるという。

久美子社長は午後5時20分ごろ、白いスーツ姿に、真っ赤なバラの花束を抱えて、父・勝久氏が設立した高級家具販売会社の新店舗「匠大塚 青山」(東京・渋谷区、27日オープン)を訪ねた。

赤いバラは、勝久氏が大好きな花という。店内で父と4年ぶりに面会した久美子氏は、自身が発起人として設立した業界団体「スローファニチャーの会」の名誉会長就任を要請する手紙を手渡した。久美子氏の言葉に勝久氏は「ハイ」「ハイ」と満面の笑顔でうなずいていた。

勝久氏が1969年に創業した大塚家具は高級家具の販売店として台頭したが、会員制のあり方などを巡り、社長の久美子氏と対立。15年3月に勝久氏が去った後は、低価格路線のニトリなどとの競争で苦戦を強いられて業績不振に陥り、複数の企業に支援を打診。勝久氏は昨夏のインタビューで「本人から連絡があれば相談に乗りたい」などと話していた。2人は4年間、手紙やメールのやりとりもなかったという。

久美子氏は面会後、報道陣の取材に応じ「快く(要請を)受け取っていただいた。4年という時間は感じず、自然な形で言葉を交わせた。けんかをしていたわけではないので。元気そうだったので良かった」と話した。関係者によると、会社の再建など経営についての話題はなかったという。大塚家具は、再建に向けて日中の越境EC(電子商取引)を手掛ける「ハイラインズ」(東京)と資本業務提携し、ハイラインズの社長が親子和解を提案していた。

一方の勝久氏は、和解なのかという質問に「そう思ったから(久美子氏が)ここに来たのだと思います。いろいろ気がついたことがあったのでしょう。(名誉会長は)考えないことはないということ」と答えた。また「来てくれるだけでうれしい」と父の顔ものぞかせた。

◆大塚家具の“父娘バトル”経過 ▼2014年7月 会長の勝久氏が社長の久美子氏を取締役会で解任
▼15年1月 久美子氏が社長復帰。親子対立が明らかに
▼3月 株主総会で久美子氏の社長続投が決定。勝久氏は会長を退任
▼7月 久美子氏が実質支配する資産管理会社に勝久氏が社債償還を求めた訴訟で両者が出廷し直接対決
▼11月 勝久氏が大塚家具の筆頭株主から外れることが明らかに
▼16年4月 久美子氏が敗訴。勝久氏が東京・日本橋に「匠大塚」をオープン
▼6月 匠大塚が大塚家具創業の地である埼玉県春日部市にショールームをオープン
▼17年2月 大塚家具、16年決算が6年ぶりの赤字(純損失45億円)に転落したことが明らかに
▼11月 大塚家具、TKPと資本提携
▼18年5月 大塚家具が1号店の春日部店を閉店
▼8月 他社からの資本借り入れを模索する大塚家具について、勝久氏は取材に「大変なショック。他社に売るのではなく、なぜ私のところに相談に来なかったのか」と親心を吐露
▼19年2月 大塚家具が家電量販店最大手のヤマダ電機と業務提携で基本合意。

 

久美子社長も4年間、間が空いていたのと、ましてや父親問う事もあり自分から出向いて頭下げるという事は

かなり勇気がいった事だと思います。

仲直りセールみたいなのを行うと、すごい反響ありそうですけど、、、、20190427_091508

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