政府は、Go Toトラベルに必要な資金が不足していることなどから、11日の閣議で今年度の予備費から合わせて3800億円余りを支出することを決めました。
政府は、新型コロナウイルスへの対応として、今年度、国会の承認を得ずに使いみちを決められる予備費として11兆5000億円を計上しています。
11日の閣議では、まだ使いみちが決まっていない7兆2000億円余りのうち、3856億円余りを支出することを決めました。
具体的には、Go Toトラベルに必要な資金が不足していることから3119億円余りを追加で支出します。
また、非正規雇用の割合が高く、経済的に厳しい世帯が多いひとり親世帯への給付金を追加で支給するため、736億円余りを支出します。
対象となるのは、ことし6月分の児童扶養手当の支給を受けた人などで、前回と同様、子どもが1人の場合は5万円、2人以上の場合は第2子以降1人につき3万円を支給することにしています。