3月24日午後8時から約45分間にわたり、安倍晋三内閣総理大臣と森喜朗東京2020組織委員会会長は、トーマス・バッハ国際オリンピック委員会(IOC)会長と電話会談を行ったことがわかりました。
概要は、以下のとおりです。(小池東京都知事、菅内閣官房長官、橋本東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣他同席。)
1.双方は、アスリート、IF(各国国際競技連盟)、NOC(各国オリンピック委員会)等の意向に鑑み、大会中止が選択肢にはないことで一致しました。
2.その上で、双方は、アスリート及び観客の安心・安全を確保することが最も重要であり、この観点から、現在の世界の状況が継続的に悪化していることに鑑み、予定どおり本年7月に開催することは不可能であり、更には年内に開催することも不可能であり、延期とせざるを得ない旨一致しました。
3.上記の理解の下、双方は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の実施に向けて、IOCと、東京2020組織委員会、政府、東京都を始め、内外の関係機関が一体となり、遅くとも2021年夏までの実施に向けて、具体的に検討していくことで一致しました。
東京オリンピック・パラリンピック公式HPより
東京オリンピックの延期がいよいよ濃厚となってきましたね。中止ではないことが唯一の救いだとは思いますが、新型コロナウイルスによる影響で日本中の多方面での景気の低下や、倒産のニュースが出ている中で、東京オリンピック・パラリンピックの延期がどのような影響をもたらすのか注目です。