新型コロナウイルスの影響で中断していた裁判員裁判が、感染防止対策を取った上で26日、福岡地方裁判所で再開されました。
新型コロナウイルスの影響で、福岡地裁は裁判員裁判を含む刑事裁判や民事裁判の大半を3月上旬から中断していました。
国の緊急事態宣言が解除され、26日、およそ2カ月半ぶりに裁判員裁判が再開されました。
法廷では裁判官の横に並ぶ裁判員の席の間に透明の仕切りが設置されたほか、傍聴席も間隔を空けて座るようにするなど対策が取られています。
26日は、久留米市の自宅に火を付けたとして罪に問われている男の初公判が開かれ、裁判官と裁判員は全員マスクを着用して審理に臨みました。
裁判員裁判では、新型コロナを理由に裁判員の辞退が増える恐れも指摘されています。