新型コロナウイルスの感染拡大に伴って臨時休園していた福岡市動物園が、19日、およそ1か月半ぶりに開園し、マスクを付けた親子連れなどが訪れました。
福岡市動物園は、福岡県を対象にした緊急事態宣言が今月14日に解除されたのを受けて、園内の落ち葉拾いなどの準備を済ませ、19日、およそ1か月半ぶりに開園しました。
19日は、午前9時の開園とともにマスクを付けた家族連れなどが訪れ、トラやキリンなど動物たちと対面しました。
園内では、感染防止対策として、▼こまめな手洗いや▼隣の人と間隔を空けることを呼びかける貼り紙が、展示スペースごとに掲示されています。
また、来園者の密集を避けるため、鹿のえさやりやガイドの案内を休止する対応もとられていました。
1歳の子どもと訪れた30代の女性は、「子どもが、動物を見るのをずっと楽しみにしていました。きりんの赤ちゃんを見られて良かったです」と話していました。
福岡市動物園の佐藤広明園長は「緊急事態宣言の解除から急いで開園の準備を進めてきました。感染防止のために、来園の際は周りの人との距離を保ってほしい」と話していました。
科学館に続き福岡市動物園も営業再開しました。
このまま新型コロナウイルスが終息して、前のような普通の生活に戻れるようになってほしいですね。