福岡県でも緊急事態宣言が解除される見通しとなったことを受けて、県は、感染防止策の徹底を求めた上で、ほとんどの業種で休業要請を解除する方針です。
このうち県立学校については、今月18日以降、各校の判断で「分散登校」を実施することにしています。
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言について、政府は14日、直近1、2週間の人口10万人あたりの新たな感染者数などを踏まえ、特定警戒都道府県の福岡県でも解除する方針です。
これを受けて、県は、今月31日までとしていた休業要請について、事業者側に感染防止策の徹底を求めた上で、ほとんどの業種で解除する方針です。
また、居酒屋を含む飲食店や喫茶店などに対する営業時間の短縮要請についても解除するとしています。
ただ、ナイトクラブやキャバレーをはじめとする接客を伴う飲食店など集団感染の報告事例がある業種の扱いについては、国の方針を見極めるとともに、福岡市や北九州市などとも協議して最終的に判断する考えです。
また、県立学校については今月18日以降、各校の判断で、学年別や学級別に登校日や登校時間をずらす「分散登校」を実施する方針で、市町村の教育委員会にも参考に通知します。
一方、福岡県は、不要不急の外出や県境を越えた移動については、人と人との接触の機会が増え、感染拡大につながるおそれがあるとして、当面、自粛するよう県民に呼びかけることにしています。
小川知事は、14日夜、記者会見をして、こうした方針を説明します。
いよいよ福岡県で休業要請が解除されるようです。解除後も感染がなくなったわけではありませんので、みなさん感染対策は継続しましょう。