5時間超に及ぶ死闘の末に4回戦を勝利し、グランドスラム通算10度目の8強入りを果たした錦織圭(29)=日清食品=は、23日の準々決勝で、第1シード、同1位のノバク・ジョコビッチ(31)=セルビア=と対戦する。
両者の対戦は錦織の2勝15敗。準優勝した14年の全米オープン準決勝で勝利したのを最後に14連敗中(棄権は除く)となっている。ただ、今回に関しては相性以上に気掛かりなのが、両者の圧倒的な消耗度の違いだ。
錦織はここまで1回戦のマイクシャク戦が2時間48分、2回戦のカロビッチ戦が3時間48分、3回戦のソウザ戦こそストレート勝ちで2時間6分だったが、4回戦のカレノブスタ戦は死闘中の死闘となり5時間5分。3度のフルセットを経験し、今大会の合計プレー時間はすでに13時間47分に及んでいる。
一方のジョコビッチはここまでフルセットはなく、1回戦2時間3分、2回戦2時間4分、3回戦2時間22分、4回戦のメドベージェフ戦でようやく3時間を超える3時間15分だったが、合計プレー時間は9時間44分。錦織とはなんと4時間以上。通常の1試合分以上の差がついてしまっている。
ともに中1日で迎える準々決勝。4回戦後、「とりあえずリカバリーして…。それが先決。プレーはいいので体を戻して次に臨みたい」と話していた錦織。逆境と最大の“壁”を乗り越え、全豪初の4強入りを成し遂げられるか。
相手選手のラケットの破壊ですが、賛否両論ありますが、怒るという感情は真面目に一生懸命しているからこそでる感情であり、
スポーツマンとしてあの場では駄目なんでしょうけど、押さえられなかったんでしょうね。
長い試合、死闘ともいわれる試合に感動しました。