長崎市は市内に住む合わせて12人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
このうち、6人は市内の同じ飲食店の従業員だということで、市では感染者の集団=クラスターが発生したとして調べています。
長崎市によりますと、新たに感染が確認されたのは、市内に住む20代の職業が非公表の女性、30代の女性会社員、40代の男性会社員、年代が非公表の無職の女性2人、年代、性別が非公表の飲食店従業員6人、それに年代、性別、職業が非公表の1人の合せて12人です。
このうち、年代、性別が非公表の飲食店従業員6人は、今月7日に感染が確認された30代の女性と同じ飲食店の従業員で、市が接触者として特定し検査を行ったところ、9日、陽性が確認されたということです。
店は接待を伴う飲食店で、市ではクラスター=感染者の集団が発生したと断定し、調査を進めています。
6人を含めて12人はいずれも軽症か無症状で、現在、県内の医療機関や宿泊療養施設に入院しているということです。
市では、濃厚接触者など18人を特定し、このうち、10人の陰性は確認されたということで、残りの8人の検査を進めるとともに、ほかに接触者などがいないか調べています。
長崎市で1日に発表される感染者の数としては、7月12日の6人を上回ってこれまでで最も多くなりました。
県内の感染者は長崎港に停泊していたクルーズ船をのぞいてこれで290人になりました。
長崎市の田上市長は「年末年始に向けて県外移動が増え、会食の機会が増えると思うので感染防止策の徹底をお願いしたい」と注意を呼びかけました。