新型コロナウイルスの感染拡大の影響で夏の全国高校野球が中止になったことを受けて、プロ野球の阪神などは、全国のおよそ5万人の野球部員に甲子園球場の土が入ったキーホルダーを贈ることになりました。
新型コロナウイルスの影響で夏の全国高校野球と予選となる地方大会がすべて中止となったことを受け、阪神は甲子園球場の関係者と「高校生のために何かをしたい」と協議を重ねてきました。
その結果、全国の硬式と軟式の野球部に所属する高校3年生およそ5万人を対象に甲子園の土が入ったキーホルダーを贈ることを決めました。
キーホルダーは、丸い透明なケースの中に甲子園の土を入れられるようになっていて、阪神の矢野監督や選手などが球場で集めた土を使うということです。
阪神の矢野※アキ大監督は「どこに気持ちをぶつけていいかわからない高校球児の背中を押したいと考えた。阪神だからできる取り組みだと思うし、自分たちで土を集めることでキーホルダーの中に応援の思いを込めて届けたい」と話しています。
キーホルダーは、8月下旬をめどに全国4000校以上の学校に配送される予定です。