新型コロナウイルスの感染確認が県内でも相次いでいることを受けて、県内60市町村の教育委員会のおよそ半数にあたる32の教育委員会が、小中学校などでの授業の再開を当初の予定より2週間から1か月延期する方向で調整していることが分かりました。
一方、26の市町村は当初の予定通り週明けから授業を再開し、残りの2つの町は、予定通り授業を再開するものの、再び休校に入るとしています。
福岡県内で新型コロナウイルスの感染が確認された人が2日までに100人に達する中、県教育委員会は、ほとんどの県立学校で週明けの4月6日としていた新学期のスタートをおよそ1か月延期して、5月7日のスタートを目指すと発表しました。
これを受けて、NHKは、県内60市町村の教育委員会に対し、始業式を終えたあと、いつから小中学校などの授業を再開するのか取材しました。
その結果、福岡市や北九州市、春日市など17の市と町が4月20日、大野城市が21日、久留米市や宗像市など12の市と町が5月7日、朝倉市と須恵町が時期未定としていて、およそ半数にあたる32の教育委員会が、授業の再開を当初の予定より2週間から1か月、延期する方向で調整しています。
これに対し、豊前市や糸田町、大木町の3つの市と町が4月6日、川崎町は、小学校が6日、中学校が7日飯塚市や大牟田市など20の市町村が7日、柳川市と八女市は、小学校が7日、中学校が8日となっていて、あわせて26の市町村は、当初の予定通り、週明けから授業を再開する方針です。
残りの福智町と香春町の2つの町は、予定通り授業を再開するものの、再び休校に入るとしています。
福岡県内でも依然として感染者数が増えていっているので、子供たちの安全と感染拡大を防止する意味ではしょうがないのかもしれませんが、子を持つ親のほうが大変だと思います。
今後の給付金についても国から発表されていますが、授業再開延期になった場合に給付金の増額が可能なのかなど、詳しい説明が求められますね。