中東のUAE=アラブ首長国連邦では、新型コロナウイルスの感染が広がる中、携帯電話のアプリで予約や支払いができるドライブスルー型の検査場が相次いで設置されています。
人口1000万人近くのUAEでは、感染者の数が12日時点で3700人余りとなり、増え続けています。
検査態勢を強化するため、政府はドライブスルー型の検査場を各地に設けることになり、12日には商業都市のドバイでも新しい検査場の運用が始まりました。
検査場は1日当たり500人を受け入れることができ、一定の条件が当てはまれば検査は無料となるほか、症状がない場合も日本円で1万円ほどで利用できるということです。
予約や料金の支払い、結果の通知はいずれも携帯電話のアプリを通じて行うことができるということです。
早速、検査を受けた医療機関で働く女性は「患者にうつすことがないよう、自分が感染していないことを確認したかった。他人と接触しない手続きでとても簡単でした」と話していました。
検査場の責任者は「検査能力を最大限増やそうというのがUAEの指導者の方針です。国民だけでなくて、居住する外国人も利用することができます」と話しています。
このように簡単に検査できるシステムはとても画期的ですね。
日本では新型コロナウイルスの検査を受けるまでにさまざまな順序があり、申告方法がわからないや、検査を受けにくいなど問題視されている部分でもあります。
今後少しでも疑いがあった場合、簡単に検査できる体制をもっと広げていけば、さらに感染拡大を抑えることできるかもしれません。