新型コロナウイルスの感染拡大で、15日から兵庫県内でも施設への休業要請が出されたことを受けて、兵庫県警は地域のパトロールを強化しています。
このうち神戸市西区では、警察の車両が赤色灯を回しながら住宅街を巡回しました。
県内では10日、尼崎市の飲食店経営者が融資を受けるための保証金の名目で現金をだまし取られるなど新型コロナウイルスに便乗した詐欺の被害が出ています。
巡回する車両からは「詐欺にご注意ください。不審な電話があれば警察に相談してください」などとスピーカーで呼びかけていました。
兵庫県警県民広報課の松浦晴信警部補は「便乗詐欺だけでなく、休業中の空き店舗を狙った空き巣にも注意してほしい。パトロールは緊急事態宣言が出ている期間だけでなく、皆さんの暮らしが落ち着くまで続けていきたい」と話していました。
新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した詐欺被害や空き巣被害は全国で報告されています。
その中でも、休校中の子供が家にいるときに泥棒犯と遭遇してしまうなど、とても恐ろしい事件も多発しているそうなので、家の施錠や詐欺電話・メール等には、十分注意しましょう。