前線の影響で、九州では断続的に激しい雨が降っています。このあと数時間は局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあり、気象庁は、引き続き土砂災害や川の増水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、西日本にのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、九州を中心に雨雲が発達しています。
16日午前11時までの1時間に、熊本県球磨村で40ミリの激しい雨を観測しました。
午前10時までの24時間に降った雨の量は、宮崎県えびの市加久藤で284.5ミリ、鹿児島県伊佐市大口で217ミリ、熊本県天草市本渡で209.5ミリと、いずれも5月としては統計を取り始めてから最も多くなりました。
大気の不安定な状態が続くため、九州南部や熊本県では、このあと数時間、局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に引き続き警戒するとともに、落雷、竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
昨日に続きまだまだ雨の勢いは強くなるようです。
新型コロナウイルスの感染対策に合わせて、不要不急の外出はさけるようにしましょう。