アメリカで、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、10万人を超えました。これは世界全体で、感染して亡くなった人のおよそ3割に上ります。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間のきょう午前7時の時点で、アメリカで新型コロナウイルスに感染して死亡した人が10万47人となり、10万人を超えました。世界全体の死者は、35万3246人となっていて、およそ3割がアメリカに集中しています。
アメリカで最初の死者が確認されたのは、3か月前にあたる2月中だったとされています。
そして、死者が1万人に達したのが先月4日、5万人を超えたのが先月27日で、5万人に達してから1か月で10万人に倍増したことになります。
アメリカでは、感染のピークは過ぎたとして今月20日以降、全米50州すべてで業種や地域を限定して経済活動が再開されていますが、感染の広がりほうは地域によって差があり、いまも1日に500人前後が亡くなっています。
ワシントン大学は、経済活動の再開などによって人どうしの接触が増えることから、ことし8月上旬までに死者はおよそ14万7000人に上ると予測していて、依然として、収束のめどは立っていません。