新型コロナウイルスのファイザー社製のワクチンが12日午前、成田空港に到着した。
日本にワクチンが到着したのは、初めて。
午前10時20分ごろ、ベルギーのブリュッセルを出発したアメリカ・ファイザー社製の新型コロナウイルスのワクチンを積んだ全日空の貨物機が、千葉県の成田空港に着陸した。
飛行機はそのまま、貨物エリアに駐機し、荷物を出し入れする扉が開かれると、コンテナを運び出す作業が始まった。
ファイザー社のワクチンを運搬しているものとみられる。
政府は、来週半ばから、医療従事者へのワクチンの先行接種を始める予定。
ファイザー社のワクチンは、-75度前後での保管が必要なため、超低温冷凍庫の配備など接種に向けた準備が進められている。
ワクチンの日本到着は、当初の予定より2日早まったが、迅速な接種を目指すことやワクチン輸送の安全性を確保するために、あえて日程を公表せず、到着を早めたものとみられ、ワクチンの承認も、15日から14日に前倒しされる見通し。