発達した低気圧による暴風雪などで、16日から17日にかけて、北海道内では4人がけがをし、住宅の被害は一部損壊や浸水など合わせて142棟確認されています。
北海道のまとめによりますと、17日午前11時の時点で室蘭市と新ひだか町で50代から80代の男女4人が強風にあおられ転倒し、額を切るなどのけがをしたということです。
また住宅の被害は登別市と室蘭市、それに釧路市などで強風で屋根の一部がはがれるなどの一部損壊が合わせて136棟、浸水の被害は夕張市と厚岸町で床上まで水につかった家が合わせて2棟、美唄市と釧路市で床下が水につかった家が合わせて4棟となっています。
このほか、様似町では倉庫1棟が強風で崩れて全壊したほか、夕張市では、空き家など3棟が雪の重みで半壊するなど住宅以外の被害も合わせて14棟にのぼっています。
また、北見市や斜里町では、強風で、飲食店や宿泊施設の屋根が一部はがれる被害が確認されているということです。
学校施設についても函館市や登別市などで強風で屋根の一部がはがれるといった被害が7件確認されているということです。
道は暴風雪の被害がさらに広がるおそれがあるとして「災害対策連絡本部」を設置して連絡体制を強化し対応にあたっています。