今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットルあたり150.3円で去年2月以来の150円台となりました。新型コロナウイルスのワクチンの普及による世界経済の回復への期待感などから原油価格が上昇したためです。
国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、29日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットルあたり150.3円でした。
前の週に比べて0.6円上昇し、去年2月以来の150円台となりました。
新型コロナウイルスのワクチンの普及による世界経済の回復への期待感などから原油価格が上昇したためで、18週連続の値上がりとなりました。
今後の見通しについて、石油情報センターは「ヨーロッパで新型コロナウイルスの感染が再拡大し、経済活動の制限で景気の回復が遅れるとの見方から、足元では原油の先物価格が下落する傾向にあり、先行きは見通しにくい」としています。