政府が設置した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種センターは予約枠に空きがあることから、防衛省は、65歳以上としている対象年齢を大幅に引き下げ、17日から18歳~64歳の人にも接種を行う方針を固めました。
政府が設置した大規模接種センターでは65歳以上の高齢者を対象に接種が進められていますが、6月27日までの期間については予約枠に多くの空きがあり、防衛省は、電話での予約の受け付けを始めたほか、14日からは東京の会場で自衛官や警察官など、危機管理に関わる分野の公務員への接種も開始しました。
しかし、この期間の予約枠は、14日夕方の時点で東京・大阪の両会場を合わせておよそ13万件の空きがあることから、防衛省は接種能力をむだにしないよう、対象年齢を大幅に引き下げ、17日から18歳~64歳の人にも接種を行う方針を固めました。
現在の高齢者と同様、全国が対象で、自治体から送られる接種券を持っていることが条件になります。
ただ、大規模接種センターで使用しているモデルナのワクチンの対象年齢が18歳以上となっていることから18歳未満については、仮に接種券を持っていても対象にはなりません。
防衛省は15日対策本部会議を開いて、対象年齢の引き下げを正式に決定することにしています。